もともとはまかない料理のアイディアから生まれた「茄子の冷やしそば」。
まかない料理とは、飲食店で従業員の食事のために作られる料理。その日その時に余っている材料で工夫を凝らして作られることが多いようです。
夏の暑い日にたまたま、茄子の餡掛けを作り、冷たい麺にかけてみたところ、思いのほか美味しく、さらに辛みを加え「茄子の冷やしそば」が誕生しました。今では夏の定番麺料理として愛されており、毎年お召し上がりにいらっしゃるお客様も大勢いらっしゃいます。
細切りの牛肉とたっぷりの茄子を柔らかく、とろりと炒め合わせ、このアツアツの餡をレタスやキュウリ、トマトのシャキシャキサラダと、冷たい麺に絡めてお召し上がりいただく、”冷熱”スタイル。
アツアツの餡と冷たい麺が混ざりあいながら、ちょうどよい味わいになる、癖になる味です。
麺は喉越しのよい卵麺を使用。自家製ラー油が効いた醤油ベースの旨辛タレ、サラダのドレッシングなど、複雑に混ざりあった美味しさです。
ピリッと辛いラー油は、厨房で作られている自家製。3種類の豆板醤を使い、辛さだけではなく深みもあり、辛さが口の中でふんわりと広がっていきます。

さらに、来店されたら必ずオーダーするというお客様も多くいる翠林の「杏仁豆腐」は、杏仁の香りと甘い風味、口の中でつるりと消え去る絶妙な食感。美味しい料理を食べた後の締めにふさわしいデザートです。