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皆様こんにちは。仙台国際ホテルです。
先日2月26日に開催されました「第二回東武ホテルヤングシェフデザートコンクール」にて、パティシエ菊地彩花さんが準優勝に選ばれましたので、ご紹介をさせていただきます。

東武ホテルヤングシェフデザートコンクールとは
全国各地にある東武ホテルグループの若手シェフが集い、若手ならではの新しい発想と、磨き上げた技術を競い合うコンクールです。自ら考案したデザートを4時間以内に作り上げるため、発想力だけではなく、こだわりを形にする実力や計画性、スピードも求められます。第2回目の開催となる今回は、菊地さんを含めた7名の”ヤングシェフ”が東武ホテルレバント東京に集結しました。

準優勝受賞!菊地彩花さん考案のデザート
「丸ごといちごのハーモニー」

菊地さん考案のデザートには、こだわりがたっぷり詰まっています。
可愛らしいいちごの形をしているのは、山元町「究極のいちご」とマスカルポーネ、ヨーグルトを使ったムース。
コクのあるムースの中にはいちごのピューレ、そして生のいちごの”一番甘い先端部分だけ”を合わせた贅沢仕様!ホワイトチョコのパリっと食感に、滑らかムース、そしてフレッシュで濃厚ないちごのおいしさを同時に楽しめるデザートです。

食材王国宮城からの参戦、その想い
そしてなんと、今回のデザートには菊地さんならではのこだわりがもう一点。
このムース、実は普段は捨ててしまういちごの”ヘタ”も使用しているんです。
山元町のいちご農家さんに伺うなど、大切に育てられた食材に触れてきた菊地さん。
捨てるところを極限までに無くし、まるごとおいしく召し上がっていただきたいとの想いがあり、「SDGsと地産地消」をテーマに掲げ、デザートを考案したそうです。
いちごの”ヘタ”は加熱処理をしてパリパリ食感に。アクセントとしてだけではなく、いちごの優しい風味もお楽しみいただけます。

お隣にあるのは登米産のお米、「つや姫」のジェラート。
山元町の「究極のいちご」を引き立てる、お米の上品な優しい甘みを楽しめます。
ムースの下には石塚養蜂園さんの「耕野のはちみつ 百花」を使ったパウンド「ケーク」。ムースとチュイル(パリパリの焼き菓子)に使用したヨーグルトは、フロム蔵王さんのもっちり濃厚な「極(KIWAMI)ヨーグルト」です。
実はこの食材の数々は、普段仙台国際ホテルの朝食で使用しているもので考案されています。
選び抜かれた地元宮城のこだわり食材を使って、新しいものを作る。アレンジして、組み合わせる。
食材ロスを減らし、活かして昇華させる。”本当に美味しい食材”に触れてきた菊地さんだからこそ作れたデザートです。

制限時間4時間の壁と新しい経験

今回難しかったのは、制限時間4時間内で作るという点。
時間を計りながら何度も練習を重ねてきた菊地さんですが、本番ではジェラートがうまく固まらないハプニングが発生。練習時とは違う冷凍庫は、温度や風力も異なり、調整するのが難しかったそうです。
入社時からちょうどコロナウイルスの蔓延がはじまり、大々的な宴会も縮小となった時代を過ごした菊地さん。今回のコンクールでは、自身の経験の少なさを感じたそうです。
少しずつ後輩も増え、日々頼もしく懸命に業務に励む姿が印象的な菊地さん。
コンクールでの経験を活かし、イレギュラーな状況にも対応できるように、これからもっと沢山のことを吸収していきたい。また、良い機会があれば全国のコンクールにも挑戦してみたいと意気込みを語ってくださいました。

農家さんの元に行き、畑から食材を選び、地元の皆さんと力を合わせて作り上げてきた「美味しさ」だからこそ、妥協できない仙台国際ホテル。
そんな環境に身を置き、日々懸命に技術を磨く「若きパティシエ」のこれからに、期待が高まります。

準優勝を受賞した菊地彩花さんのデザート、「丸ごといちごのハーモニー」は、5階フレンチレストラン「ロジェドール」のディナーデザートとして、3月30日から期間限定で提供いたします!皆様ぜひご予約の上、ご賞味くださいませ。

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